注文して家を作る

マンションの外観

注文住宅の歴史は、今から50年ほど前にさかのぼります。 戦後間もない頃、都心部では焼け野原で何とか生き残った人々が住宅を求めていました。そこで国は、狭い面積でも多くの人が住めるようにと公営住宅を大量に作り始めました。当時の価値観としては質より量だったのです。これにより徐々にバラック住宅に住んでいた人たちに住宅が供給されるようになりました。 やがて都心部にも人が増えてくると、今度は公団住宅が増え始めました。 高度経済成長期になると、分譲住宅の建設やマンションの建設ブームが起こり、さらに都心部に人が集中してきます。この頃の住宅には量よりも質が求められ始めました。 やがて、オリジナルの住宅が欲しいという人が増加し、注文住宅が作られるようになったのです。

注文住宅に憧れる人は今もたくさんいます。注文住宅の魅力は何と言ってもオリジナルの住宅に住むことができる点です。これは、靴やかばん、洋服などをオーダーメイドで作る感覚と非常に似ています。オーダーメイドに憧れる人がたくさんいるように注文住宅に憧れる人も多いのです。 ただし、オーダーメイドはお金がかかります。住宅で言えば、すでに設計図が出来上がっている分譲住宅と比べても2割から3割は高くなってしまうのが注文住宅の特徴でもあります。 注文住宅の平均価格は建物だけで2000万円ぐらいです。これに土地を加えると、地方でも3500万円から4000万円、都心部になると5000万円ぐらいはかかるため、所得が低い世帯では手が出せないのも特徴と言えます。